2023年の有機りんご・無農薬りんご(特別栽培・農薬不使用)の生産者さんをご紹介します

りんご園

国産りんごの中でも希少な「有機りんご」・「無農薬りんご」(特別栽培・農薬不使用)を毎年ご案内しております。収穫量が少ないため、ご注文順に出荷させていただいている大人気商品です!今日はその生産者さんをご紹介します。

2023年は、地球規模で一番暑い夏となり、青森県で夏にはまだ実の小さかったりんごも、猛暑の影響を受けました。9月10月になっても最低気温が高かったため、朝晩が涼しくなってくると色づく「赤りんご」はキレイな赤色とはなりませんでした。また暑さの影響を受け、一番新鮮な収穫時にも柔らかい状態のりんごがあり、傷みやすいりんごが増えています。今季早生りんごの収穫量は、前年度比30%減。りんご農家さんにとって、とても厳しい年となっています。

一番数の多い「ふじ」は比較的安定しています。10月下旬から収穫がはじまりました。入荷数限定のため、ご注文順にお届けして参ります。今年は、残念ながら早い時期の終売が見込まれます。どうぞご了承くださいませ。

今年お願いしている有機栽培りんご・無農薬りんごの生産者さんをご紹介する前に、e有機生活で現在ご案内している規格をご案内します。

e有機生活の規格:有機栽培と無農薬(農薬不使用・特別栽培)、特別栽培について

e有機生活にてご紹介しているりんごの栽培方法は、次の3つに分けられます。「有機栽培りんご」・「無農薬りんご(農薬不使用・特別栽培)」・「特別栽培りんご」。それぞれの栽培方法の違いにつきまして、ご紹介いたします。なお、双方のりんごの見た目は、農薬で虫や病気を防除していない分、様々な模様がついていることがあります。予めご了承くださいませ。

有機栽培りんご有機JAS認証を取得しているりんご。2022年までは福田さんのりんごは有機同等品としてご案内させていただいておりました。今年より有機認証済みの出荷場にて選別出荷を行うため、有機栽培・有機JAS認証済みりんごとしてご案内させていただきます。基本的に化学肥料は不使用です。有機JASで認められている安全性が認められた農薬は最低限使用し栽培しています。

無農薬りんご(農薬不使用・特別栽培)農薬を使用せずに栽培したりんごです。有機JAS認証は取得していません。生産者が信念を持って農薬を使用せずに栽培しています。栽培履歴にて農薬不使用を確認し「無農薬(農薬不使用)」としています。

特別栽培りんご:その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培された農産物です。

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お待たせしました!有機栽培りんご・無農薬りんごの生産者をご紹介します!

福田さん(有機栽培りんご)

福田さんのりんごを待ってくれるファンがたくさんいらっしゃいます♪心待ちにしているみなさんのために毎年、工夫を重ねて頑張ってりんごを作ってくれます!

福田さんは2005年に有機JAS認証を取得されました。農薬は最小限に抑え、有機栽培で承認されているボルドーなどを使ってりんごを栽培しています。化学農薬や化学肥料を与えない分、様々な工夫をしてりんごを育てています。

福田さんは、りんごの実に太陽が良く当たるよう、土の栄養が実に十分にいくように、りんごの実を少数だけ残して摘果しています。もったいないようですが、摘果した実を発酵させ「自家製アップルビネガー」を作っています。これが、翌年のりんごに役立ちます。アップルビネガーは、天然の忌避剤、病気の予防になるんです。これぞ自然循環型・SDGsです。

農薬、化学肥料を使った栽培と比べると、有機栽培は手間が何倍にもかかります。さらに収穫量は、慣行栽培と比べると半分以下の量。「商売として成り立たないのではないか?」と言われながらも、福田さんは20年近くこの栽培を続けられています。続けられるのは、福田さんの強い信念があるからこそ。

アレルギーや体質のために「有機栽培りんご」でなければ「りんご」を食べられないというお客様がたくさんいらっしゃいます。「必要としてくれているお客様に届けるために、絶対にオーガニックりんごを育てたい」と信念をもって、福田さんは有機栽培でりんごを育ててきました。化学合成農薬、化学肥料を使用せず、毎年の気候に対応し先手を打ちながら、毎年美味しい有機栽培りんごを育て上げています。福田さんのりんごファンは、全国にいらっしゃいます。

留目さん(有機栽培りんご)

留目さんは農業の研究をしている若い頃、留学先の異国の食事でご自身が体調を崩されたそうです。その際東洋医学に目を向け、1週間の断食をすることにより体調を回復されました。その経験から、「農業」のみならず「食物」の研究をはじめた留目さん。それから鍼灸師の免許も取得され、治療院も営んでいらっしゃいます。

食べ物は人間のカラダと健康に直結しています。鍼灸師と農家の両方の視点から「医食同源」の考えをもとに、本当に体に良いりんごや食物の作り方を研究されています。

有機JASの認証を受けるには、厳しい基準をクリアしなくてはなりません。病気や害虫に弱いりんごを守るためにさまざまな研究を重ねました。防除には有機JASで許容されている硫酸銅や硫黄剤、放線菌などの資材を利用し虫が嫌がる波長や光線などを使い、時には月の満ち欠けから虫の動きを読むこともあります。手間もお金も知恵も絞り、あらゆる工夫をして有機JASりんごを育てています。

「地球がしていないことはしない」それが留目さんの方針。
まず「土とは何か?」土を知るために「地球の成り立ち、そして生命の発生、進化」を知ることからはじまりました。

施す肥料は「石」つまりは「ミネラル」を基本としています3種類の花崗岩をブレンドした粉末を使い、畑に撒いています。 さらには貝化石のカルシウム、ドイツの鉱山から採れたマグネシウムなどを使っています。りんごの樹は、ミネラルを豊富に含んだ水を吸収して、甘みと酸味、香りが調和した有機JASりんごが出来上がりました

冬にりんごの樹の枝を剪定します。これを貯蔵庫で1年保存し、寒い冬に薪ストーブの燃料にしています。燃えた後の灰は、雪の上からりんごの樹の周りにかけます。この灰が「カリウム肥料」となります。これぞ地球循環型SDGsです

加藤さん(無農薬りんご・特別栽培・農薬不使用)

青森県津軽平野の真ん中、黒石市でりんごを育てています。
そこは、南に岩木山や白神山地、東に八甲田連峰や十和田八幡平国立公園が広がります。
自然たっぷり。自然の恵みを受けて、ここのりんごは育ちます。

降り積もる膨大な雪が、春になるとゆっくりと溶け出します。清らかな源流が集まって川となり、浅瀬石川・岩木川から豊かな水量が確保されます。気候、風土ともにりんごの栽培に最適の産地です

安全第一で考えると、もちろんりんごもすべて無農薬で育てたい。しかし、りんご栽培で「完全無農薬」はとても難しいのです。

モリニヤ病、黒星病、モモシンクイガ害虫など、りんごの大敵に立ち向かうために、現在加藤さんは圃場の8割に薬剤散布をして特別栽培(青森県特別栽培農産物認証)にて栽培しています。

りんご圃場の残り2割、3ヘクタールで無農薬栽培を作付けしています。栽培期間中、無肥料、無農薬、無除草剤で育てています。この希少な無農薬(農薬不使用・特別栽培)のりんごを2023年より分けていただけることになりました

元々育てている農家さんが少なく、収穫量もとても少ない希少な無農薬りんご。今年は、夏の猛暑によりさらに収穫量が減ってしまう可能性が高いです。どうぞお早めにお申込くださいませ。

2023年は、夏の暑さによりりんご全般の収穫量が減っています。例年翌年春までお届けできる有機栽培りんご、無農薬りんごですが、今季は早めに終了してしまうことが予想されます。どうぞ、お早めにチェックしてください。

本日は、有機栽培りんご、無農薬りんご(農薬不使用・特別栽培)の魅力的な生産者さんをご紹介させていただきました!最後までご覧いただき、ありがとうございました。

りんご園

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